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 門脈シャントについて~その病気と肝性脳症~

こんばん
まめ。でつよぉ。

今日は豪雨ですが、雨が上がって今ひんやりとして秋を感じてみたり…

さて、今宵は…
「門脈シャントについて~」第2弾
門脈シャントという病気についてのご説明と…肝性脳症について感じたことについてまとめてみまーす。
途中疲れたら、次回に続く~となるかもかもぉ~

門脈シャントとは、先天的な血管奇形なのです。

以下抜粋
門脈体循環シャント(PSS)とは、肝臓に流入するはずの門脈血流が肝臓を迂回して全身循環に流れ込む血管奇形の病気です。門脈は、消化管から吸収した栄養分や腸で発生した有害物質を肝臓に運ぶための血管です。門脈血中には肝臓や全身に必要な栄養分や全身に悪影響を及ぼす有害物質が非常に多く含まれています。PSSではこの門脈血が肝臓をバイパスして全身に流れることによって、肝臓が成長せず、また有害物質を無毒化することが出来ないため、有毒物質が全身に流れてしまいます。PSSの症状が重篤な場合には、肝性脳症という神経症状を示し死に至ることもあります。
PSSの多くは先天性であり、遺伝が関与していると考えられています。PSSは以前、非常に珍しい疾患として考えられていましたが、日本獣医生命科学大学でのPSSの割合は全診療頭数の2.3%であり、手術件数に至っては全手術件数の7.5%となり年々増加する傾向にあります。

医学的に書いてあると、なにやら難しいでしゅねぇ~
まめ。的には、門脈シャント(血管)があるために、肝臓が全く機能せず本来肝臓で解毒されるべき物質が
解毒されないまま全身に回り、ひどくなると脳症を併発する病気。と理解していますがっ
この病気の仔のほとんどは、肝臓が極端に小さい場合が多いみたいでしゅ。(肝臓が成長していないわけですから…ね)
ただし、このシャント血管を完全に結紮する手術を施せば、肝臓に血液が流れ完治する可能性はとても高かったのです。
ですが、この手術は難しい手術で、術後に原因不明の神経症状が出て死亡する確率が5%だけどあるそうです。
手術も完ぺきにおわり何の問題もないはずなのに、突然神経症状が出て死亡するのです。
あと、手術の説明の際、門脈圧というものがあり、シャント血管を一度に全て結紮できる場合と出来ない場合があるとの説明を受けました。出来ない場合は手術が2回にわたることもあると…

まめ。がココネの手術をお願いしたとき、その5%の神経症状だけが心配でした。
その時は、ココネの手術が1回で終わらないなんて思ってもみませんでした
手術と術後については、また後日ご説明しますね。ここで説明すると長~くなっちゃうので

さて、この門脈シャントが起因する「肝性脳症」についてまとめてみますね。
この「肝性脳症」がココネはひどかったのです。
「脳」に障害が出るというのは、本当に辛いの一言に尽きました。
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↑元気がないのではなく、全く覇気がない状態でした。呼んでもわからず何かにコントロールされているようでした。

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今です。生き生きとしていますよね。

ひどい脳症がでて、テンカンや麻痺・痙攣をくりかえしていたときは、写真をとることすらできませんでした…。
ココネちゃんに襲いかかった「肝性脳症」の症状は…
癲癇・痙攣・マヒ
目が見えない
ひどい下痢
体重減少
ひどい旋回運動
多飲多尿
大量のよだれ
足のふらつき

他にもあったかも…でももう毎日が一生懸命で覚えていません
ひどい時は
低血糖もおこし、いつもなら数秒でおさまる癲癇が長く続き、筋肉が硬直した状態が30分近く続いたことも…
何度も、明日はダメかもしれない…と思う日々でした。

脳が生きるための全てをつかさどる中枢。
ということを実感しました。

次回は、病気の前兆かもしれなかった症状…についてまとめてみようかにゃ~

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22:26 | みらくるココネの闘病日記
comment(3)     -
comments
勉強に・・
なりますっv-222
まめ。さん お忙しい中 有難うございます。
「門脈シャント」・・・ここ4ヶ月 ずーっと② 私と犬娘を苦しめている悪魔です。
この病気について 主治医の先生から何回も説明を受け、そして自分自身 パソコンなどに向かいながら 何度と無く絶望を感じたことか・・
周りの犬友達さんに話しても解ってくれる人もいず・・ついには・・職場のママさんに「そんな難病で犬にお金と時間をかけて 後で困るのはあなたなんだから・・犬に言って聞かせなさい・・犬だって飼い主の気持ちわかるんだよ・・」って・・
言い聞かせるって・・・私に負担をかけるなと・・・言う意味でした。
まめ。さんのブログに出会って 私と同じ思いを共有できる人がいたと・・何度 勇気を頂いたか・・・v-219
まめ。さん ありがとうございます。
私も、この仔の奇蹟を信じ、そしてこの「小さないのち」のサポートしながらこの子の力を信じて生きたいと思います。
これからも ちょくちょく まめ。さんやココちゃんに逢いに来ます!!
宜しくお願い致しますね!!
2010/09/22 22:57 | | edit posted by kao仔
kao仔さんへ。
そうですよねぇ~とってもわかりますその気持ち。
もしかしたら間違っているかもしれないのですが、
もし、この悪魔のようなシャント血管がなければ、きっと肝機能不全で死んでしまうのかな?と感じています。
「シャント血管」は、肝臓が機能していなくても、血液を全身に送らなければいけないためにできた血管と考えると、生きるために作られた血管とも言えるのかな?

しかしながら、それが仇になって神経症状が出て…
命をつなぐために作られた血管なのに…と思います。

どれだけでもお金をかければもっといい治療が受けられるかもしれません…
でも現実はきびしぃ~ので、まめ。は身の丈にあった治療と出来る限りの食事療法でこれからもココネの病気と向き合っていくつもりでーすv-353

がんばりましょうねぇ~v-91
2010/09/22 23:15 | | edit posted by まめ。
そうですね!!
 まめ。さん ありがとうv-10
 考え方を「アクティブ」にもって この病気と付き合っていくしかないんですよねv-217
 先生も私に腹をくくって付き合って行って欲しいって言われちゃいました。。
 まだまだ 私に不安があったのかも・・・トホホ・・。
 出来ること出来ないこと・・まめ。さんの仰るとおり 身の丈にあった 出来ることをこの仔にしてあげたい。。雑念に負けないように!!
 やっぱり まめ。さんに話して正解でした・・
 この事で 1週間 モヤモヤしていたんです・・実はっっv-27
 ありがとう!!まめ。さん!!
 お仕事 頑張ってくださいねv-218

ps うちの子たち3ポメッチの・・・「まちこまき」・・微妙でしたっ(笑)
2010/09/23 00:28 | | edit posted by kao仔
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